「モエレ沼公園」は、札幌のガイドブック(るるぶなどにも載ってます)に必ず掲載されているものの江別市側の郊外にあることから、他の観光地との組み合わせでは行きにくく機会がなかったのですが、札幌市内で半日自由時間があったのでレンタカーで行ってきました。
モエレ沼公園
住所 :北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
アクセス:レンタカーで札幌駅周辺から約40分。
公共交通機関の場合には、札幌駅から直通のバスなどはなく、地下鉄「環状通東駅」から中央バスで「東69(あいの里教育大駅行き」「東79(中沼小学校通行き)」で約30分かかります。
札幌市中心部からモエレ沼公園へ行く場合には、モエレ沼公園東口を左折することになります。駐車場はモエレ沼公園東口近くにありますが、イベントがない場合にはモエレ沼を超えて内側の駐車場の方が目的地に近いです。
モエレ沼公園は、もともと1979年から1990年までの間にゴミ処分場として埋立地でした。埋立ての終了後に公園化することとし、1982年に着工し、2005年にグランドオープンしています。
かなり広い公園で、見どころは色々あるのですが、イサム・ノグチ氏のグランドデザインのもといくつかのランドマークがありますのでそちらをご紹介させていただきます。
ガラスのピラミッド「HIDAMARI」
写真は三角形の面から撮影しましたが、実際には四角形の面と三角形の面のガラスで構成されています。空が広い中なのでガラスのピラミッドが際立ちます。
※ ウェディングドレス姿の女性が集まってPR商材か何かを撮影していました。
硝子のピラミッドとしてはルーブル美術館のガラスのピラミッドが有名ですが、こちらはそちらをオマージュにしています。
ガラスのピラミッド「HIDAMARI」はレストランやギャラリー、ショップ、公園管理事務所が入っており、屋上に上がると外からピラミッドの先端部分を見ることができます。
屋上展望回路からはモエレ沼も眺めることができます。高い建物は何もないので広大な大地が広がっています。
「HIDAMARI」の3階にはイサム・ノグチ氏のギャラリーとなっており、ノグチ氏の業績やモエレ沼公園にかけた思い、モエレ沼公園の造成の歴史を学ぶことが可能です。
「海の噴水」
モエレ沼公園の中央、円状に植栽されたカラマツ林に隠れるように設置されている直径48mの大きな噴水があります。カラマツ林の外からだと噴水が上がっていても見えない構造になっています。
噴水はショートプログラム(15分)とフルプログラム(40分)が一日合計4回開催されており、ショートプログラムに合わせて訪問しました。
最大で高さ25メートルまであがるメインの「ビックワン」
青い空とカラマツ・噴水のコントラストが綺麗で写真映えするなと思いました。
※ 写真のためだけに訪問するには遠いのですが...
タイムスケジュールは公式HPにも掲載されていますが各回が2時間以上空いていますので、時間を合わせて訪問されることをお勧めします。
夜はライトアップされるとのことなので、時間があればレンタカーを借りて訪問することをお勧めします。
モエレ山
モエレ沼公園最大の造形物であるとともに、札幌市東区唯一の山になります。
不燃ゴミと建設残土を積み上げ造成された人工の山で、登り口は3方向5ルートあります。麓からの高さは52mなので平坦なエリアが多いモエレ公園周辺では目立つ存在になります。
(写真は公式HPからお借りしています。)
夏は登って札幌市街地を眺めるだけですが、冬は雪山としてウインタースポーツ(スキーやソリ)をすることができます。
モエレ沼公園は、広大な敷地はある上にイベントがない限り人が少ないのでのんびりすることができます。
なかなか行きにくい立地ではありますが札幌市内でのんびりする機会があれば再度訪問したいと思います。