「君の名は。」から3年。
新海誠監督の最新作「天気の子」が2019年7月19日に全国で一斉に公開開始を迎えました。せっかくなので2019年7月19日9:00からの全国一斉公開に行ってきました。
【作品概要】
作品名「天気の子」(Weathering with you)
公開:2019年7月19日
ストーリー(あらすじ):
「あの光の中に、行ってみたかった」高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。
【感想(ネタバレもあり)】
全国一斉公開での鑑賞ということで、ストーリーについては公表されている内容以外は知らず純粋に物語として楽しむ。
「君の名は。」はミュージックビデオみたいで楽しかったですが、こちらは映画としての完成度が高くすごい才能を見たというのが第一印象です。
2021年の東京、特に新宿が主な舞台でありマチが美しく描かれています。
特に雨が降り続く東京と陽菜が晴れを呼んで晴れているときの東京のコントラストがすごいきれいです。
前作は常時RADWIMPSの音楽が印象に残りましたが本作はストーリーで楽しむことが出来るため音楽よりもストーリーの印象のほうが強いです。
ただ、クライマックスからエンディングまでは音楽と映像がマッチしており「君の名は。」と同じく印象深いです。
帆高が警察から抜け出し陽菜を探しに行く。
高田馬場あたりから山手線の線路を走っていますが、ここからがクライマックスです。
代々木駅前の廃墟ビルの中で警察官に取り込まれるシーンからは音楽とともに印象に残り「もう一度あの人に会いたいんだ」との帆高の発言に須賀が陽菜のところに行かせようとする当たりからは涙なくして見れません。
「君の名は。」の主要メンバーも本作には出演しています。
陽菜と帆高がお天気ビジネスで尋ねた立花冨美は立花瀧の祖母で瀧は陽菜と帆高に話をしています。
帆高は瀧に陽菜の誕生日プレゼントを買わないとと言われてプレゼントを探しに行った新宿ルミネで店員の宮水三葉と3時間かけて指輪を選ぶシーンがあります。
世界よりも陽菜を必要とする真っすぐな帆高の発言や行動に忘れていた何かを思い出させられました。