網走・斜里まで「天に続く道」を観に行きましたが、せっかく知床の近くまで行ったので知床五胡についても観光してきました。
知床五胡(知床五胡フィールドハウス)
住所 :北海道斜里郡斜里町遠音別村 字岩宇別549番地
アクセス:網走駅からレンタカーで約2時間。有料駐車場が100台分ありますがハイシーズンは渋滞で待ち時間が発生します。知床自然センターからシャトルバスもあります。
また、公共交通機関は観光シーズンは網走からバスが出ています。
知床国立公園(知床五胡)の観光についてはは2つの方法があります。
①高架木道
一湖湖畔まで高架木道が800M整備されており、観光シーズン中は気軽にオホーツク海と知床五胡を楽しむことができます(実際に見れるのは一胡のみ)
木道に段差がないことからベビーカーでの移動も容易なので幼児を連れている場合にはこちらがおススメになります。
②地上遊歩道
知床国立公園では地上遊歩道が整備されており、小ループ(1.6キロ約30分)大ループ(3キロ約1時間)で知床五胡周辺を散策することができます。
ただ、ヒグマの活動期(ゴールデンウィーク明けから7月末まで)はガイド付きツアーでのみ参加可能(ヒグマ出没時中止)です。8月からは知床五胡フィールドハウスで研修を受けることで参加できますが、ヒグマが出没した際には地上遊歩道が閉鎖されます。
知床五胡の有料駐車場から右手に知床五胡フィールドハウスが左手に飲食やお土産を取り扱う知床五胡パークサービスセンターがあります。
この日は日没に合わせて「天に続く道」に行くことが最大の目的でしたが、せっかく知床まで来たので地上遊歩道(大ルート)へ行きました。
知床五胡フィールドハウスの建物はこじんまりとしていますが、こちらの建物で研修を受けて裏から地上遊歩道へ出かけていきます。
地上遊歩道に入るための自然公園法に基づく許可の費用は大人250円、小人100円ですので券売機で支払い申請書とともに受付に持っていきます。
研修は10分ごとに行われていますので、タイミング次第ですがそれほど待たずに受けることが可能です。
研修では、ヒグマの危険性・ヒグマと出会った時の対応方法などがレクチャーされます。最も大事なことはヒグマはにおいに敏感なので水・お茶以外のものは持ち込まないということです。飴などの軽食も厳禁です。
研修を受けて地上遊歩道の入り口に向かうと知床五胡案内図があります。
大ループ・小ループのいずれも最終的には高架木道の終着点に到着しますが、全ての湖を見ることができるのは大ループのみです(小ループは一湖・二湖のみ)
知床五胡地上遊歩道の入口
このときは15時前でしたので他の観光客やガイドツアーなども行われており、ヒグマ対応の熊ベルを持っている人なども多くヒグマへの緊張感は低めでした。
地上遊歩道ということで一応整備されていますが、あくまでも人が通れるというレベルなので足元は注意する必要があります。
知床の原生林の間を進むので何か動物が出てこないかドキドキしながら歩いていました。また本州とは植生が異なるので木や草の感じが異なります。
知床五胡の地上遊歩道にはフォトスポットが整備されていますので、大ループのフォトスポット順にご案内していきます。
(五胡)
地上遊歩道(大ループ)を歩いていくと最初に五胡に到着します。
この日は午前中曇りでしたが、偶然知床連山が綺麗に見えました。
四湖
四湖のフォトスポットはこちら。湖と原生林の構図は綺麗ですが、雲で知床連山は見れませんでした。
こちらはフォトスポットではありませんが別の角度から四湖を撮影。水面が穏やかで空が反射していて綺麗ですね。
三湖
三湖は2ヶ所のフォトスポットがあります。
大ループの進路最初のフォトスポットは北側からです。こちらも水面に空が反射しています。
南側のフォトスポットに向かう途中で野生のエゾシカに出合いました。
知床五胡では運が良ければエゾシカのほかエゾリスやキタキツネに出合うことも可能です。
※ ヒグマについては高架木道でまれに見れることもありますが地上遊歩道は見れません。
南側のフォトスポットからは知床連山を見ることもできます。写真よりも実物の方がなん10倍も綺麗です。
偶然近くにいたガイドツアーの話を聞いていましたが、知床の硫黄採掘などを含めて大正昭和の時代に開拓を行おうとした歴史があり、他の地域から持ち込まれた植生もあるとのことでした。
手つかずの自然ではなく開拓できない(向かない)地であるという歴史はしっかり認識していかないとなと思いました。
二湖
高い山並みのフォトスポットもいいですが、こちらの景色が一番良かったかも。
大ループの二湖あたりはアップダウンがあります。
一湖
一湖は高架木道に合流する前にフォトスポットがります。
遠くに見える木道は高架木道の目的地でもあり、テレビなどで見かける知床五胡の場所です。
地上遊歩道から高架木道への出入口(一方通行)にある階段を上ると直ぐに知床五胡の看板の場所に到着します。
このときは植物が茂っていてこの位置からでは湖が見えませんでした。
ここからは高架木道を知床五胡フィールドハウスに向かって進みます。
高架木道の右手にはオホーツク海を見ることができるので夕日がオホーツク海に沈むとこえろを眺めることもできます。
大ループの最終地点、高架木道の出発地点には知床国立公園の看板がありました。
知床五胡パークサービスセンターによっておみやげ物を見たのちご当地ソフトのこけももソフトを購入しました。
今回、知床五胡はおまけ的な存在でしたが素晴らしい景色に圧倒されました。
次回はウトロで宿泊をするなどしてゆとりをもって知床観光をしたいなぁと思いました。