RKの備忘録

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【旅行】北海道の旅56~旧網走刑務所の庁舎等が保存されている「網走監獄博物館」

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網走観光の中心である明治時代に開設された網走刑務所の遺構は、網走刑務所の赤煉瓦外壁及び正門と網走監獄博物館に移設された施設になります。

 

今回は、「網走監獄博物館」の様子をご紹介させていただきます。

 

網走監獄博物館

場所  :〒北海道網走市呼人1−1

アクセス:網走駅から車で10分程度、女満別空港から車で25分程度。国道39号線を天都山方面に側道に入ります(標識あり)

 

駐車場は無料ですが、入場料は大人1500円になります。

 

現役の網走刑務所についてはこちらから

 

 

網走監獄博物館は、網走刑務所が1983年から庁舎などの建て替えなどを行うにあたり、歴史的建造物を天都山山麓に移転させて遺構を保存するものになります。

 

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無料駐車場からあがると鏡橋を渡って入館受付へ向かいます。鏡橋は、網走刑務所の隣を流れる網走川に架かる橋で、大正時代に作られた2代目の橋を再現しています。鏡橋を渡ったところには哨舎があります。

 ※ 現在の網走刑務所のところの橋は4代目とのことです。

 

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入館受付で入場料を支払って入口から奥に進みます。

 

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入館受付から奥に進むと正門が見えてきます。こちらは、昭和58年に網走監獄博物館のオープンに合わせて網走刑務所正門を再現したものになります。

当時の刑務官の服装の人形があるので写真撮影スポットになっています。

 

時間の関係上、重要文化財のみ駆け足で回りましたので見どころポイントを紹介させていただきます。

 

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明治45年に建築された庁舎(網走刑務所の管理部門庁舎)が正門奥にあります。

こちらは内部が改装されており、北海道開拓・網走刑務所の歴史が展示されている資料室になっているほかミュージアムショップと喫茶に利用されています。


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旧網走刑務所 二見ヶ岡刑務支所の建物になります。

二見ヶ岡刑務支所は、網走刑務所の農作業部門として開放的処遇措置(塀がない刑務所)を行っており、厳しい北海道開拓時代に貴重な農作物を生産し網走刑務所を支えたようです。


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開放的処遇といっても刑務所なので留置施設は檻が設けられています。庁舎がT字になっており中央の監視場から全ての檻を監視することが出来ます(中央から撮影)

 

このほか旧二見ヶ岡刑務支所の建物には食堂・鍵鎖装着所などが当時のまま残っています。

 

外観は撮影し忘れましたが五翼放射状房で有名な舎房があります(庁舎の裏側です)。
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内部をパノラマで撮影してみましたが中央の監視場から5つの放射線状に伸びた通路をすべて監視することが可能です。

五翼放射状房は、世界最古の木造刑務施設でもあるそうです。


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5つの放射線状に伸びた通路(房)は、二見ヶ岡刑務支所と同じつくりになっていますが、こちらの方が自然光がはいるため写真撮影には向いています。


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こちらも明治45年に建てられた教誨堂になります。他の建物よりも地味ではありますが、こちらも長年にわたり網走刑務所と歴史を刻んできた建物になります。

 

滞在時間が約1時間と駆け足での見学だったため重要文化財のみを回りましたが、敷地が広いため全ての施設を見学するのであれば2時間程度は必要です。

また、監獄食を再現した食事(11:00~15:30)を監獄食堂で食べられるほか、ミュージアムショップとは別に物産館があるため網走監獄や網走のお土産を購入することができますので、網走の思い出作りとお土産を買うことができます。