12年前に公開された「皇帝ペンギン」の続編ドキュメンタリーが公開されたことは知っていましたが、たまたま近くのミニシアターでやっていたので鑑賞してきました。
【基礎情報】
作品名「皇帝ペンギン ただいま」
公開:2018年8月25日
ストーリー(あらすじ):
母ペンギンは産んだ卵を父ペンギンに託して海に向かう。残された父ペンギンは、母ペンギンが戻るまでのおよそ120日間、ほぼ何も口にせずに卵を温め続ける。抱卵に失敗したり、孵化したヒナが天敵の攻撃を受けたりしながらも、父ペンギンは必死にわが子を守ろうとする。群れの中でも最年長の父ペンギンは育児のベテランで、無事ヒナを母ペンギンに渡す役目を果たす。
【感想(ネタばれあり)】
南極での「皇帝ペンギン」の子育てをドキュメンタリーとして取り上げた本作は、前作とは異なり大ベテラン43歳のペンギンに焦点を当てて展開しています。
前作では、皇帝ペンギンがオアモックを目指すところからスタートでしたが、今作は子育てと子供の成長を中心においており前作とは趣が異なっています。
具体的には
- 皇帝ペンギンの生態ではなく1羽のペンギンに焦点を当てていることから、結果として残虐なシーンはない(前作ではアシカに襲われるなどのシーンもありました)
- 生まれたひなの成長を通じて皇帝ペンギンの生体を知るという内容であり、本能的に海を目指し旅立っていくひなたち、海の目の前で海が怖く3日間立ち止まるひなたちの映像は不思議でした。
というところが特徴でしょうか。
12年間の経過というのはすごいもので4k・ドローンと撮影技術が大きく向上しています。
空撮や海の中での映像(氷河の下での皇帝ペンギンの動き)など、貴重な映像が見ることができます。