実写版の公開に合わせて地上波初公開のアニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」を鑑賞しました。
【基礎情報】
公開:2015年9月19日
ストーリー:
活発な少女だったものの、ある事を話したことで家族がバラバラになった上に、玉子の妖精にしゃべることを封印された成瀬順。そのトラウマが心に突き刺さり、隠れるようにして生きていく。ある日、通っている高校の地域ふれあい交流会の実行委員会のメンバーになり、さらにそこで上演されるミュージカルの主役を務めることに。困惑する順だったが、メンバーの坂上拓実、田崎大樹、仁藤菜月と行動を共にするうち、自分の中の変化に気付きだす。
解説・あらすじ - 心が叫びたがってるんだ。 - 作品 - Yahoo!映画 から引用
感想その他
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の監督、脚本家、キャラクターデザイナーが集結して作成されたアニメ映画になります。
舞台は秩父で過去の経緯から「しゃべること」を封印して生活するヒロインの成瀬ですが、他のメンバーも何らかの「想い」を「言葉」として伝えられない環境にいます。
そんな4人が地域ふれあい交流会のミュージカルの準備・当日を通じて「想い」を「言葉」として伝え、決してハッピーエンドばかりではないですが「言葉」の重要性を学ぶという内容になっています。
「思っていることを伝えずに」というところは共感する部分も多く、青春時代に「想い」を「言葉」として伝えられなかったこと、伝えて失敗したことを思い出させます。
もっと若いときに観ると印象が大きく違うのかもしれませんね。
「想い」を「言葉」にして伝えられないというところは、タイプはかなり違いますが言の葉の庭のヒロインとちょっと似ているなぁと思いました。
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を観た後だと同じチームで製作したものとして物足りなさもありますが、作品自体は十分楽しめるものだと思います。