定期購読をしているもののほぼ1か月遅れのペースで読み終えています。
2017年6月号は「労働契約法の10年とこれから」というテーマで労働契約法が制定された経緯とその後の有期雇用契約の無期転換権の導入などの労働契約法と歴史とこれからを取り上げています。
もともと制定法は労働基準法のみで判例に基づいて運用されていましたが、判例法理を明文化したものが労働契約法になります。
私が法律の勉強を始めた時にはすでに労働契約法がありましたが、先輩方から労働法は判例法理なので選択科目としては大変だよと言われたのをよく覚えています。
最近は、労働法関連の相談も多いのですが、解雇や就業規則変更などは頻繁にないので、解雇濫用法理(雇止めを含む)、就業規則の不利益変更と個別同意、労働審判といった基礎的な概念について復習する良い機会となりました。
昨年の電通の事件以来、働き方改革の名のもとに労働時間の削減など、これまでも潜在的に認識していた労務上のリスクについて取り組まざる得ないです。
また、秋以降に労働基準法の改正なども予定されているのである意味ホットトピックスなので今後もちゃんとフォローしていかないといけないですね。