購入したものの放置気味だったジュリスト2017年1月号をやっと読みました。
2017年1月号の特集は「自動運転と民事責任」になります。
自動運転は自動車メーカー各社がアシストブレーキなどをCMでも強調していたり、アメリカではGoogleなどが自動運転技術の開発を行っていたりとホットトピックスです。
そもそも自動運転という議論の前提として
①加速・操舵・制御のいずれかをシステムが行う(安全運転支援システム)
②加速・操舵・制御の複数の操作をシステムが行う
③加速・操舵・制御のすべての操作をシステムが行うがシステムが要請した時のみ人間が操作する必要がある
④加速・操舵・制御のすべての操作をシステムが行う
という段階があることすらはじめて知りました。
自動運転が進むとメーカーやディーラーはこれまでとは異なる責任へのリスク管理が必要となるので大変ですね。
そもそもシステムが100パーセントバグが無いなんてことは考えられないのでそのあたりをどのように考えていくのかは課題だなぁと思いました。
IT系企業で法務をしていると他社から100パーセントエラーのないシステムが提供できるという前提で、契約の変更依頼をいただくことがあります。
そういう状況をみているとシステムエラーで訴訟が増えるんじゃないかと他業種ながら不安になりました。