年末年始の休暇で長く休んだことの影響なのか数日働いただけにもかかわらず1週間分以上疲れました。
さて、定期購読していますジュリストの2018年1月号の特集は
「スポーツビジネスと知的財産」
ということでプロ野球・プロサッカー・大学スポーツ・オリンピックといったスポーツやそのイベントに関する知的財産に関する領域を取り扱っています。
・特集について
スポーツビジネスにあまりかかわっていなかったので、知らない分野でしたが印象に残ったのは次の内容です。
- テレビやインターネットを通じて試合の映像が放映されていますが、歴史的経緯からプロ野球は各球団がJリーグはリーグが管理しており、契約や映像の利用について統一の考えがあるかどうか違いがある。
- スポーツの試合そのものが「著作物」に該当しないことから放映権は著作権を構成するものではなく、施設管理権や主催者であることに由来する権利なので物権的な請求は難しい。
- スポーツ映像そのものは「映画の著作物」に該当する(生中継でも同時に録画されている場合には固定の要件を満たす)
- オリンピックに関するアンブッシュマーケティングについてはシドニーオリンピック以降特別法が制定されてきたことから日本でも立法を目指している(現状では不正競争防止法による制限のみ)
- 肖像権については球団(チーム)が試合について利用することができる契約を統一契約を結んでいる。
いつかスポーツビジネスにも関われると良いなぁと思いました。
今月号から民法改正について12回の特集が始まります。
事例をもとに改正法での取り扱いを検討するという内容のようですが、初回は法定利率でした。
法定利率が単に変わるだけと思っていましたが、時点の問題があるなど実務的に影響があることが分かりました。
改正民法についてちゃんと勉強しないといけないなぁと思いました。