最近は人工知能関連のお問い合わせをいただくことも増えてきました。
人によって定義が異なりそもそも人工知能ってなんだろうと思っていましたのでたまたま紹介いただきました「いちばんやさしい人工知能ビジネスの教本」を読みました。
この本は経営共創基盤に所属されている二木弁護士と塩野さんによって書かれています。
特徴としては、おおよそ見開きで1lessonとコンパクトにまとまっており図表が多く理解しやすくする創意工夫が凝らされています。
また、合計で8章67lessonに分かれていますが、概要・戦略・法務とタグ付がされておりどのエリアの話か分かりやすくなっています。
人工知能と頻繁に言われてはいるもののビジネスにどこで生かせるんだろうと思うことが多々あります。
そういう意味では概要を説明したうえでドローンビジネスにおいて物流・防犯・撮影における人工知能の使われ方や創作の自動化顔認識技術の活用・FinTech・医療における活用など具体的な事例が取り上げられておりイメージが持ちやすくなっています。
本書の特徴は、活用の直後に弁護士が簡単な法的解説を加えており、ビジネスとして考えるにあたり必要な情報が一通り揃っています。
個人的にはドローンとラジコンの違いが衝撃的でした。
ドローンってラジコンの延長だと思っていたのですが、素人的な理解ということがわかりました...
ただ私が昔に関わったサービスも取り上げられていますが、機械学習を一部取り入れているだけで本格的な人工知能ではなかったりします。
そういう意味では外部からみて人工知能なのかどうかと言うことが分かりにくいんだなぁと思いましたし、定義が固まっていないことを改めて認識することができました。
いちばんやさしい人工知能ビジネスの教本 人気講師が教える AI・機械学習の事業化 (「いちばんやさしい教本」)
- 作者: 二木康晴,塩野誠
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2017/05/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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