2017年2月に出版されて評判になっていた「ITビジネスの契約実務」を遅ればせながら夏休みに読ませていただきました。
契約書に関する書籍は数多くありますが特徴としては
①ITビジネスに関連するポイントのみを取り上げていること
例えば
②分量は抑えながらも原理原則・基本に言及していること
例えば
- ソフトウェアライセンスの基本ルール(結論については色々な意見がありそう)
- 著作権法の「使用」「利用」
- 瑕疵の意味
の2点があげられます。
また、ITビジネス特有のものではありませんが、販売代理店契約に大変参考になりました。
販売代理店については多数の書籍が出版されていますが、ライセンス商品というあまり取り上げられていない分野について記載されており、これまで悩んでいた部分について一つの回答を得られたように感じました。
全体を通して久しぶりに読みやすくかつ実用性が高いということでITビジネスに関わる法務の人は読むことが必須かもしれません。