新海誠監督の作品の中で鑑賞したことがなかった「言の葉の庭」が地上波にてノーカット版で放映されましたので鑑賞しました。
三島市の大岡信ことば館の新海誠展に行ってきましたので大体知っていましたが、かなり楽しみでした。
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【基礎情報】
「言の葉の庭」
公開:2013年5月31日
ストーリー:
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた
作品紹介 - 言の葉の庭 から引用
感想(ネタばれあり)
新宿御苑を舞台にタカオとユキノの逢瀬を描いていますが、新宿御苑の描写が非常にきれいです。地上波の放送で感動してしまいました。
ユキノが平日の朝から朝から新宿御苑で缶ビールを飲んでいますが、生徒からの妬みに起因したいじめにより出社できていなかったからで雨の日だけじゃないみたい。
ユキノが登校できない理由は、学生とのトラブル(妬み)から発生したいじめによるもの。
「27歳の私は15歳の私よりも賢くない」という趣旨のユキノの思いは、私自身時々感じるので共感することができました。
最後は物理的に離れて距離ができますが日常は意外とこんな感じなんだよなぁと、遠距離恋愛の末に長く付き合った方と別れた経験と照らして思いました。
「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」の最後がハッピーエンドじゃない(日常的にはバッドエンドも多いですけどね)ので「君の名は。」の救われた感が半端ないです。
ちなみにユキノ先生は、物語で四国に帰ると伝えており、タカオに翌2月3日付の手紙を送っています。ユキノは、「君の名は。」のユキちゃん先生と同一人物とのことで、三葉達に古典を教えています。
万葉集から「たそがれどき」(カタワレ時)の説明をしている時期が2013年9月なので四国には帰らずにディアマド彗星が落ちてくる糸守町にしばらく滞在していたみたいです。
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